ICLは医療ローンで受けられる?コンタクトレンズとどちらがお得か解説!

ICLを受けたいけれど、手術代が高いから受けられない…と思っている方におすすめなのが、医療ローンです。医療ローンを組むことで、手術代を分割で支払うことが可能です。また、支払い回数によっては、月々の返済額はコンタクトレンズ代とさほど変わらない場合もあるのです。この記事では、医療ローンについて詳しく解説するとともに、コンタクトレンズを使い続けるのとどちらがお得になるのかを検証していきます。

■ICLは自由診療だから初期費用が高くなる?

眼の中に小さなレンズを入れて視力回復を目指すICL(眼内レンズ)は、公的保険適応外なので、自由診療となります。

両目通常レンズを挿入する場合、最低でも30万円台、高いところでは100万円以上するクリニックもあります。

となると、どうしても「高い費用は払えない、でもあまりに安すぎても心配…」などと思ってしまい、結局どのクリニックで手術を受けるか決められず、ICL難民になってしまう…という人も少なくないでしょう。

確かに、公的保険対象となっているコンタクトレンズやメガネの処方と比べると、ICLは初期費用が高くなってしまいます。

また、ほとんどの場合、料金の中に翌日診療などの、アフターケアの施術料も含まれています。 さらに、度数が高いレンズ、乱視用のレンズ、遠近両用レンズなどを挿入した場合は、レンズそのものの値段も上がるため、必然的に費用が高くなってしまうのです。

しかし、ICLは確定申告で医療費控除の対象となることをご存じでしょうか。

医療費控除は、その年の1月~12月の間に、医療費が10万円を超えており、なおかつその医療費が医師の診察及び治療の費用と認められた場合に適用となる控除のことです。

確定申告して控除となり、税金が10万円単位で還付されたケースもあります。

また、加入している生命保険の給付金対象となっている場合には、手術代の一部が保険金として支払われる場合もあります。

■ICLは医療ローンで支払うことが可能!

ICLの手術代は、医療ローンで支払うことが可能です。医療ローンとは、「メディカルローン」とも呼ばれており、医療行為を受けるためのローンを指します。医療ローンの借入先は、クリニックや病院と提携している銀行や信販会社で、医療行為以外の目的でローンを組むことはできません。ここで、医療ローンのメリット・デメリットを紹介しましょう。

・医療ローンのメリット

医療ローンの最大のメリットは“高額な治療費を分割払いできる”という点です。自由診療や先進医療など、公的保険が適用できない医療は一括で支払うのが大変ですが、分割にすれば、無理のない範囲で支払うことができるでしょう。

医療ローンを借り入れた場合、元金と合わせて利息を支払わなければなりません。医療ローンの金利は、実質年率4~10%程度とされており、カードローンやフリーローンと比べても、金利が低いのが特徴です。

参考までに、主な銀行の医療ローンの金利をご紹介しましょう。

ちば銀行 ちばぎん医療ローン…金利 年5.00%~5.20% 三菱UFJ銀行 バンクイック…金利 年1.8%~14.6% 筑波銀行 つくばメディカルローン(一般医療費)…変動金利3.50%

・医療ローンのデメリット

低金利で医療費を借りられる医療ローンですが、注意点もあります。まず、銀行で融資を受ける場合には審査が必要となるので、即日受けることはできません。審査通過するまでに数週間かかる場合、融資を受けるまでの費用は自分で支払わなければいけません。

ただし、信販会社が提供するクリニック提携の医療ローンの場合は、ローン審査が柔軟なところも多く申し込んですぐに融資を受けられる場合もあります。

また、クリニック提携の医療ローンを申し込んだ場合、病院やクリニックと契約することになるので、転院時に全額を返済しなければいけなくなります。

つまり、医療ローンを受ける場合は、最初から最後まで同じクリニックで治療を受ける必要があるのです。

医療ローンを受けた後に、「やっぱり違う病院が良かった」などと後悔しないよう、クリニック選びは慎重に行うようにしましょう。

■医療ローンの申し込み方法は?

ここからは、医療ローン申し込みの大まかな流れをご紹介しましょう。

まず、ICLを受けるクリニックで、医療ローンを申し込みたい旨を伝えます。申し込み時に簡単な仮審査を行い、仮審査に通れば本審査となります。

本審査を受ける場合は、一般的に以下のものが必要となります。

・免許証などの本人確認書類

・通帳・キャッシュカード

・銀行届出印

・収入証明書類

申し込み先によって必要書類が異なるので、クリニックに確認しておきましょう。

また、申し込む金融機関によっては、「資金使途証明書類」が必要となります。資金使途証明書類とは、クリニックから受け取る見積書など、“治療費がどれくらいかかるのか”を証明する書類です。

医療ローンは、治療目的以外にお金を使用することができないので、融資される金額は、資金使途証明書類に記載された金額までとなります。

また、銀行の医療ローンは原則として

・20歳以上

・安定した収入があること

が条件となります。

信販系の医療ローンは

・18歳以上

・安定した収入がある(アルバイト・パート可)

・信用情報に傷がついていない

ことが条件です。

本審査に通過すれば晴れて契約となり、融資を受けることができます。

■ICLのローン支払いとコンタクト、どっちがお得?

「ICLをしたいけれど高額だから、コンタクトレンズのままでいいや!」と思っている人もいるでしょう。そこで、医療ローンでICLを受けた場合と、コンタクトレンズを使用した場合、どちらが得なのか比較してみました。

まずは、コンタクトレンズの場合1日使い捨てタイプのコンタクトレンズは、片目1ヵ月分30枚入りで、値段は約3,000円です。 両目分購入すると、1ヵ月で約6,000円かかります。となると、年間でコンタクトレンズにかかる費用は、合計72,000円です。

仮に【20歳の人が毎日1日使い捨てコンタクトレンズを使用した】場合、

上のグラフのように、

25歳…36万円

30歳…72万円

35歳…108万円

40歳…144万円

かかります。

もちろん、これ以上継続して使用する場合は、どんどん費用は上乗せされていきます。

2週間使い捨てタイプのコンタクトレンズの場合、片目3ヵ月分で約2,000円、両目で約4,000円かかります。これにプラスして、毎月のケア用品代が1,000円程度かかります。

これらを合算すると1 年間でかかる費用は合計28,000円です。

【20歳の人がこの先もずっと2週間使い捨てコンタクトレンズを使用する場合】

25歳…14万円

30歳…28万円

35歳…42万円

40歳…56万円

となります。さらにコンタクトレンズは、は3ヵ月ごとの定期検査が必要なので、その分の診察代もかかります。

では、医療ローンを組んでICLの手術を受けた場合を考えてみましょう。

例えば、【手術代が税込み40万円、金利年5%とした場合】

24回払い…月々17,548円 36回払い…月々11,988円 48回払い…月々9,211円 60回払い…月々7,548円

となります。これはあくまで参考価格で、借入金額が少なければ返済額もより少なくなります。また、コンタクトの場合は、使い続ける限りお金を支払わなければいけませんが、医療ローンの場合は、5年程度で支払いが終了するのです。

コンタクトレンズ代に1,000~2,000円ほどプラスしたお金を数年間支払うことで、裸眼でよく見える生活が手に入るのです。

■医療ローンなら、無理なくICL手術を受けられる!

ICLを受けたいけれど手術代が払えない…という方は、医療ローンを検討してみてはいかがでし

ょうか。医療ローンなら無理のない返済計画が立てられるうえに、コンタクトレンズを使い続けるよりも、ずっとお得に「よく見える生活」を維持することができます。今回ご紹介した支払いシミュレーションは、あくまでも参考価格です。渋谷眼科クリニックでも、ICLの医療ローンが可能です。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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