ICLの施術の流れを解説!最新機器「VERION」を使った手術とは

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ICLに興味はあってもどういう流れで施術されるのか分からず、手術をためらっている人もいるのではないでしょうか?渋谷眼科クリニックでは、ICL手術にデジタル技術を取り入れることによって、より正確かつ安全性の高い施術を可能にしています。
今回は、デジタル技術を活用したICL手術の特徴と施術の流れ、最新機器を導入するメリットまでを徹底解説していきましょう。

■ICLってどんな治療のこと?

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最近よく耳にするようになってきたICLという言葉。詳しい情報が分からず、ICL手術の体験談を読んでいるときや「痛いのでは?」と考えている際には不安になりますよね。実際にはどのような治療法なのでしょうか?
まずは、ICLのメリットとデメリット、老眼とのかかわり方についても確認しておきましょう。

・ICLは眼内レンズを指す言葉

ICLとは、視力を矯正するために目の中に入れるレンズのこと。眼内レンズとも呼ばれており、ICL手術前にコンタクトレンズやメガネを使用していた人も裸眼で生活できるようになります。
ICLは、1986年にヨーロッパではじめて承認され、2010年には日本でも認可がおりました。レンズの中心に小さな穴を開け、術後に起こる緑内障や白内障の発症リスクを軽減させているところが特徴です。
最新モデルのレンズでは、レンズ部分の直径が大きくなったことでより質の高い見え方を実現しています。安全性と見え方の質の高さから、今なお手術希望者が増えてきている現状にあるのです。

・ICL手術のメリットとは?

ICLは、同じく視力を矯正するための治療法として知られているレーシックとは異なり、角膜表面を削らない治療法です。そのため、強度近視の人をはじめとしたレーシックが受けられなかった人でも手術を受けられる可能性があります。また、角膜表面を削らないことでドライアイとなるリスクも軽減できるのです。
さらに、術後に万が一の事態が発生した場合には、レンズを取り出すこともできます。比較的手術のリスクが少なく、日々の洗浄やメガネも不要になるという点は、ICLの大きなメリットといえるでしょう。

・ICL手術のデメリットとは?

コンタクトレンズやメガネを使用している人にとってたくさんのメリットがあるICLには、デメリットもあります。それは、ICL手術にかかる費用の高さです。ICL手術を検討している人の中には、手術の値段が気になっている人も多いでしょう。
ICL手術費用は、公的な保険適用外の施術であるため、医療機関ごとに診察代を決められる自由診療扱いとなっています。医療機関によって差はありますが、手術の際には両眼で、45~66万円(税込)ほどの費用が必要です。
ICL手術を受ける前に、それぞれの医療機関の手術費用をよく確認したうえで、どこの医療機関で手術するか決めるとよいでしょう。

・ICLは老眼にも対応できる?

ICLは、手元にピントが合わせにくくなってくることが主な症状として挙げられる老眼の見え方には対応していません。ICL手術を受ける際には、度数を決める段階で手元の見え方もよく確認しておきましょう。
遠くも近くもしっかり見えたい場合には、遠くが見えやすくなるように矯正し、手元を見る際は老眼鏡をかける必要があります。遠くだけでなく、手元にも影響が出にくい程度の矯正にとどめておく方法もおすすめです。

■デジタル技術を活用したICL手術とは

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近年では、ICL手術もデジタル化が進み、機械を取り入れた施術が行われているところも多く存在しています。ここでは、当クリニックでも採用している、最新機器「VERION(ベリオン)イメージガイドシステム」を使ったICL手術の特徴とメリットを徹底解説しましょう。

・最新機器を導入したICL手術

患者様それぞれの目の特性に合ったレンズを、黒目と白目の境目に入れたわずかな切り口から挿入するICLは、医師の高い技術と正確性が必要となる手術です。

渋谷眼科クリニックでは、最新のデジタル技術を取り入れたICL手術を行っています。データに基づいた提案や指示を行う最新機器「VERIONイメージガイドシステム」が、ICL手術の安全性や正確性を高めている要因の1つといえるでしょう。

・「VERIONイメージガイドシステム」とは

当クリニックが採用している「VERIONイメージガイドシステム」では、患者様の術前データを分析して専用の手術プランを作成し、手術のガイダンスまでを行います。患者様それぞれの目の特徴にあった施術が行えるだけでなく、計画に基づいた確実なガイダンスにより、リスクの少ない正確な切開やレンズ固定を可能にしました。

・ICL手術に「VERION」を導入するメリット

ICL手術を行う際に「VERIONイメージガイドシステム」を活用するメリットは、大きく分けて3つあります。

手術時の安全性が高い

「VERIONイメージガイドシステム」は、患者さんに合った専用の手術プランに基づき、レンズを入れるための切開位置を的確にガイダンスします。そのため、手術によって起こる惹起乱視の補正も可能に。

手術によって起こるリスクを可能な限り減らすため、最新の技術を採用しています。

適切な度数を選びやすい

「VERIONイメージガイドシステム」は、手術前の目のデータを採取する際にも活躍します。手術に必要な目のデータと、解像度の高いデジタル画像をワンステップで採取できるのです。その解析スピードの速さと正確さは、患者様一人ひとりに合った度数選定に大いに役立っています。

人件費削減による低価格の実現

データの採取や施術の際に「VERIONイメージガイドシステム」を取り入れることによって、必要となるスタッフの数も減らすことができます。機械を導入することで削減できたコストは、ICL手術の費用を抑えることにもつながっているのです。
正確かつスピーディーな検査・施術が実現している点と、高額になりがちな手術費用が抑えられる点は、「VERIONイメージガイドシステム」を採用している大きなメリットといえるでしょう。

■「VERION」を活用したICL手術の流れを解説

より正確かつ安全性の高いICL手術を可能にした「VERIONイメージガイドシステム」は、どのような場面で活躍しているのでしょうか?
最新機器「VERIONイメージガイドシステム」を導入した、ICL手術の流れをご紹介します。

・適応検査で目のデータを採取

手術前に行う適応検査では、「VERIONイメージガイドシステム」で高解像度のデジタル画像を撮影します。これにより、目の血管や角膜の輪郭、虹彩の特徴を正確に読み取るのです。
読み取ったデータは、手術計画を作成する機能にも自動的にインポートされるため、手入力の際のミスも防止できます。

・患者様に合った手術計画を作成

「VERIONイメージガイドシステム」によって得た目の精密なデータをもとに、患者様一人ひとりに合った手術計画を作成します。正確に読み取ったデータは、適切な度数選定やレンズの形状選択に大いに役立つのです。通常、誤差が生じやすい乱視の読み取りも正確に行えているため、乱視のある人の手術計画もスムーズに立てられます。

・分析データに合わせて目を切開する

作成した手術計画をもとに、手術を開始します。計画段階で決定した切開位置を施術中にもリアルタイムで投影できるため、よりスムーズな施術を実現。また、手術で使用する顕微鏡との連動も可能なため、切開予定の箇所を正確に指し示すこともできます。

・レンズを目の中に挿入する

手術計画に基づいて適切に切開した挿入口から、レンズを挿入します。レンズを入れる際にも、「VERIONイメージガイドシステム」によって眼球の動きが自動的に追従されており、確実なレンズ挿入が実現しているのです。

・レンズ位置を微調整する

レンズを目の中心部の安定した位置に固定します。「VERIONイメージガイドシステム」によって目の表面に投影されたガイドを基準にすることで、確実に安定しやすい位置へのレンズの固定を可能にしました。

・術後の診察による経過観察

ICLの手術後には、目に異常が起きていないかの経過観察を定期的に行います。経過観察の際にも、術前から手術時に収集したデータを参考にして分析することが可能です。

■ICL手術は最新のデジタル技術を活用した病院がおすすめ!

ICLの施術時に、最新機器「VERIONイメージガイドシステム」を採用した手術の特徴と流れをメインにご紹介しました。それぞれの目のデータを正確に読み取り、確実な施術を行うことが重要となるICL手術は、確かな技術だけでなく最新のデジタル技術も採用した病院での施術がおすすめです。
ICLで、コンタクトレンズやメガネも不要な快適生活を実現してみませんか?

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