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ICL、やってよかった!ICL手術を受けるメリットとは?

ICLに興味があるけれど、やめた方がいいのでは?と知人に言われた、「ICL手術に失敗しました」というブログや「後悔している」というSNSの投稿を見て不安に思っている、という人はいませんか。手術と聞くと怖いイメージが先行してしまうかもしれませんが、ICLは厚生労働省が認めた安全性と有効性の高い視力矯正手術。メリットもたくさんあるんです。この記事では、ICL手術のメリットと、施術を受けた人たちの声をご紹介します。
■ICLとはどんな手術?
ICLは、眼の中に小さくて柔らかいレンズを挿入することで近視や遠視、乱視を矯正し、裸眼での視力回復を目指す手術です。
眼の中に入れるレンズは、従来の眼内レンズ素材であるアクリルとコラーゲンを合わせた、親和性の高い「コラマー」という素材でできています。レンズは有害な紫外線をカットする働きがあり、経年劣化で汚れたり破れたりすることがありません。そのため、一度眼の中に入れると、長期にわたって良好な視力が期待できます。
ICLの手術は、まず瞳孔を広げる目薬を点眼することからスタート。目薬が作用して瞳孔が開いたら、麻酔の目薬を点眼し、黒目と白目の境目に、3mm程度の創口を作ります。そこから折りたたんだ状態でレンズを挿入し、虹彩と水晶体の間にしっかりと固定させます。
手術が終了後、しばらくは院内で休憩を取り、術後の診察で異常が見られなければ手術は終了です。
日本眼科学会のガイドラインでは、ICLは18歳から手術可、と年齢制限があります。理由は、年齢が低いうちはまだまだ近視が進行する恐れがあるので、手術を受けた後でも視力が低下する可能性があるからです。そのため、近視の進行が止まってから手術を受けることが重要となります。
ICLの年齢制限に上限はありませんが、ICLの手術では老眼を矯正することができません。40代後半の人がICLで遠くがよく見えるように矯正すると、近くが見えなくなる可能性も出てきます。40代後半でICLの手術を受ける場合は、ICLの特徴についてしっかりと理解しておく必要があるでしょう。
■ICLのメリット

続いて、ICLのメリットをご紹介しましょう。
・角膜を削らないので、いつでも元に戻せる
ICLはレーシックとは異なり、角膜を削らずに視力を矯正する、というメリットがあります。一度削った角膜は元には戻らないので、レーシックを受けると手術前の状態に戻すことができません。
その点ICLの場合は、レンズを取り出したら、いつでも元の状態に戻すことができます。例えば、ICLの手術後に白内障などの眼の病気になったとしても、レンズを取り出すことで、手術を受けたことがない人と同じ治療を受けることが可能に。手術を受けても治療方法に制限がかからないので、治療の幅がグンと広がります。
・面倒なお手入れが不要
ICLは、コンタクトレンズのように日々のお手入れや定期交換が不要です。一度眼の中に入れたレンズは、不具合がない限り入れっぱなしでOK。時間が経つとレンズが汚れて見えにくくなる・レンズが劣化することはありません。ケアの必要がないので、裸眼の人と同じ生活を送ることができるのです。
・強度近視や乱視の人にも対応
ICLのレンズはバリエーションが豊富なので、レーシック不適応である強度近視、強度乱視の人にも対応可能です。また、前述した通り角膜を削らずに視力を矯正するので、角膜が薄い人にも対応できます。レーシックができない人も、ICLなら「裸眼でよく見える生活」が可能になるかもしれません。
・日帰り手術が可能
ICLの手術は両眼で約20~30分と短いので、入院の必要がなく、日帰り手術が可能です。手術を受けてから比較的すぐによく見えるようになるのを実感することができるでしょう。
・見え方の質がいい
見え方のコントラストや質がいいのもICLのメリットです。角膜を削らずに視力を矯正するので、角膜に歪みが発生しません。そのため、色鮮やかでクリアな視界を確保することができるのです。また、夜間に光がギラついたり、光が二重に見えたりする「ハロー・グレア現象」の発生率が低いのも、ICLの大きな特徴のひとつです。
■「ICL、やってよかった!」体験談

ICLの手術を受けた人たちから、連日「やってよかった!」という喜びの声が届いています。そこで、ここからは、ICLを受けてよかった、と実感している人たちの体験談をいくつかピックアップしてご紹介します。
・とにかく楽!
コンタクトをしていたときは、付けたまま寝てしまうこともしょっちゅう。一度、朝起きたときにコンタクトが目に貼り付いてしまい、無理やりはがしたところ、眼に激痛が!眼科で角膜炎と診断されました。
医師に「間違った装用の仕方を続けると、失明の恐れもある」と言われ、確かにこのままだと眼にもよくないな…と思っていたところ、ネットでICLの記事を見かけました。日帰りで手術を受けられる、お手入れをしなくていい、という点に惹かれて手術を決意しました。毎日はめる・外す、洗浄や消毒をしなくていいのは本当にストレスフリー!自分のようなズボラな人間には、ICLがぴったりだと思いました。(25歳/男性)
・長年の悩みが解消された!
近視が強いため、メガネをかけるとレンズが分厚くて目が小さく見えてしまうので、長年コンタクトユーザーでした。でも、コンタクトをすると目が乾いて…。特に夕方になると乾きがひどく、コンタクトがポロっと外れてしまうことも!含水率の高いコンタクトを購入したり、ドライアイ用の目薬を点眼したりしていたのですが、眼の不快感はなかなか解消されませんでした。でも、ICLにしてからは、ドライアイを感じなくなり、よく見えるだけでなく、とても快適に過ごせています。なんでもっと早く手術しなかったんだろう、と後悔しているくらいです。(30歳/女性)
・出張が楽になった!
1日使い捨てタイプのコンタクトレンズを使用しているのですが、長期出張の時が本当に大変でした。以前海外に半年出張したことがあったんですが、途中でレンズを切らしてしまって…。勝手が全然わからない海外の眼科で新しく処方してもらうわけにもいかず、見えにくくて困ったことがあります。レンズをきらさないようにたくさん持って行こうと思っても、眼科では処方してもらえる個数は決まっているし、ネットで注文するのも抵抗があったし…で、結局しぶしぶメガネで海外に行ったことも。
でも、ICLの手術を受けてからは、メガネもコンタクトも必要ないので、気分がずいぶん楽になりました。早く気軽に世界各国を飛び回りたいです!(38歳/男性)
・旅行の準備が楽!
とにかくありとあらゆることが楽になりました。夜にコンタクトを外してケアしなくていいし、朝起きたら、メガネをかけなくてもよく見えるし、お風呂に入るときも周りがよく見えるから危なくないですね。
「ICLをやってよかった!」を実感したのは、旅行の準備の時。2週間タイプのコンタクトを使っていたのですが、旅行の際はレンズの保存ケースと洗浄液、予備のレンズとメガネを持って行かないといけなかったんです。これが結構場所を取るんですよね。でも、ICLにしてからは、これらの「コンタクトセット」が一切不要になったので、とっても身軽になりました。(34歳/女性)
■ICLはメリットがいっぱい!
ICLは「裸眼でもよく見えるようになる」こと以外にも、さまざまなメリットがあります。
もしも現在、コンタクトやメガネの生活に不便を感じている方がいれば、ICLを検討してみてはいかがでしょうか。きっと「よく見えること」の快適さと便利さを実感できるはずです。「どんな手術なのか興味がある」という方は、お気軽にご相談ください。