ゴルフは視力が大事!安全性が高い視力回復手術はICLがおすすめ

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ゴルフをしていて、以前に比べて「パットが入らない」「ゴルフボールが見えない」ということはありませんか。それは視力低下が原因かもしれません。実はプロのゴルフプレイヤーの中には、視力回復術をしてkから、スコアが伸びた方が多くいます。この記事では、ゴルフと視力の関係性とともに、視力矯正の方法をまとめました。安全性の高いICLについても紹介するので、ぜひご一読ください。

■ゴルフに視力は必要?

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情報を得るために重要な役割を果たしている視力。しかし視力は年齢とともに変化していきます。ゴルフをする際、視力はどのように関係しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

・ゴルフと老眼

5歳ごろから20歳ごろまで発達し、それ以降その状態を維持するかもしくは緩やかに下降していく視力。40代を過ぎると多くの人の視力が落ち始め、近くにあるものが見えにくくなったり、暗い中でものが見づらかったりする、いわゆる老眼が起こります。しかしゴルフにおいて、老眼はあまり影響しません。アドレスでゴルフボールを見るときには、ボールと1m以上の距離があるためです。

・距離感やライン読みには視力が必要

ゴルフでは、距離感をつかむ視力が必要になります。ゴルフで使われる目の機能は、主に深視力と呼ばれるものです。深視力とは、左右の目をバランスよく使用し距離を把握する視力のこと。深視力はティーショットやアイアンショット、パッティングの際に必要です。またパッティングのときのライン読みにも視力がかかわっています。傾斜があっても平らに見えてしまい、思うように打てないときは、乱視が影響しているかもしれません。

・プロのゴルフプレイヤーも視力回復手術を受けた人は多い

視力の低下に対し、多くの方が何らかの対策をしています。キャディさんを頼ったり、ほかのプレイヤーのパッドを観察しラインを判断したりするほか、メガネやコンタクトレンズ、また手術による視力矯正も。シニアのプロの方は、50歳でレーシック手術を受け乱視が解消されたといいます。かの有名なタイガー・ウッズも、レーシック手術を受けたことをご存じの方もいるのではないでしょうか。多くのゴルフプレイヤーが受けているレーシック手術とは、いったいどのようなものなのでしょう。

■タイガー・ウッズが受けたレーシックとは?

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レーシック手術の手術内容や費用、後遺症を見ていきましょう。

・レーシックの手術内容は?

目の中には、光の屈折を行い網膜に像を結ぶ組織である角膜があります。レーシックは、その角膜にレーザーを照射し、光の屈折力を矯正させる手術です。
手術では、最初に角膜表面にフラップと呼ばれる蓋を作り、そのフラップをめくり、角膜をレーザーで削って屈折の異常を矯正します。これにより遠視や近視、乱視が改善するのです。
手術は片目約10分ととても早く済み、入院の必要がなく視力の回復も早いため、術後すぐに裸眼での生活が送れます。

・レーシックを受けるのにかかる費用

レーシックの手術費用は、両目で20万~40万円ほど。保険適用ではありませんが、視力矯正手術の中では比較的費用が低いほうだといえるでしょう。

・レーシックの後遺症は?

レーシックは眼科医が手術を行うためリスクは低い手術ではあるものの、角膜に切れ目を入れる手術なので、リスクはゼロとはいえません。人により、手術後にドライアイや近視の戻り、またハロー・グレア現象という、夜間光が眩しく感じる現象が起こることもあります。これらの現象は時間の経過とともに改善していくことがほとんどですが、中には後遺症に悩む方も。夜間の運転ができなくなった、レーシックの手術を受けてからサングラスが外せないなどの声も聞かれます。

■レーシック以外の視力矯正方法は?

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レーシックを受けることにやや不安がある方に、レーシック以外の視力矯正の方法をご紹介します。

・ゴルフ用のメガネもある

メガネによる視力矯正はポピュラーな方法の1つです。特に日常的にメガネを使用している方にとっては、普段と同じ視界でプレーができるのでメリットが大きくなります。ゴルフの際には紫外線から目を守ってくれるサングラスの着用もおすすめ。偏光レンズを使用したサングラスは、物の輪郭がはっきり見えるようになるため、ラインが読みやすくなる効果もあります。直接的な視力矯正ではありませんが、視力の低下を補う役割があるといえるでしょう。
しかしメガネにはデメリットも。歪みを軽減するレンズやズレにくいフレームなどゴルフ専用のメガネもあります。ただし、雨の日には水滴がついたり、湿度が高い日は曇りやすくなったりするので、ゴルフ中煩わしく感じる方もいるでしょう。

・コンタクトレンズは手軽で便利

コンタクトレンズは光の反射がない、歪みが生じないメリットがあります。最近では使い捨てのものもあるため、一時的な使用も可能になりました。しかしゴルフ中のコンタクトレンズの装用には注意も必要です。風や埃の影響で目が乾いたり、目にゴミが入ってしまうと強い痛みが生じたりすることも。このほか、予備のレンズや洗い流すための洗浄液を持ち運ぶなど、気を遣う点も多くあります。

・レーシックの適応外ならラセック手術も

ラセック手術は、レーシック手術と同様に角膜にレーザーを照射して視力を矯正します。レーシックと異なる点は、角膜上皮のみの非常に薄いフラップを作成すること。そのため、角膜が薄い方でも手術を行うことが可能です。ただしフラップ作成する際に、薬品を使用して角膜上皮を柔らかくするため、角膜や結膜に影響が出たり、角膜上皮が再生するまでの間、痛みがともなったりする可能性があります。

副作用が少ないICLもおすすめ

このほかには、ICLという治療法もあります。ICLは、目の中に小さなレンズを埋め込み、近視や遠視、乱視を矯正する方法です。世界では70か国以上で承認されており、日本でも2010年に厚生労働省により許可されています。レーシック手術との大きな違いは角膜を削らない点で、埋め込んだレンズを取り出すことも可能。また、手術の後、回復した視力をキープできるメリットもあります。レンズには種類があり、白内障や緑内障を予防する機能を持つレンズもあるため、自分に合ったレンズが選択できるのも魅力です。術後はコンタクトレンズやメガネがなくても生活できるため、ゴルフもしやすくなりますね。

■最近話題のICLとはどんなもの?

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ここからは最近話題のICLについて詳しく見ていきましょう。

・ICLの治療方法や適応は?

ICLは、目の表面にある角膜を小さく切開し、そこから眼内レンズを挿入します。手術は両目で20~30分程度。手術の1~2時間後に診察をし、その後帰宅できます。
レーシック手術と比較し、手術適応の範囲が広い点も特徴です。角膜を削らないため、角膜が薄い方、近視が強い方も手術が受けられます。

・ICLを受けるのにかかる費用

ICLの費用は、保険適用外となるためやや高めです。自由診療なので医療機関により差があり、30万円台のところから80万円台ほどかかる病院も。また度数が高い、乱視の矯正があるなどの場合には、費用が高くなる傾向があります。費用の中には、アフターケア代が含まれていることが多いですが、病院に確認してみましょう。
やや費用の負担が大きい印象もありますが、一度手術をすれば視力を維持しやすいため、長期で見た場合のコストパフォーマンスはいいともいえそうです。

・視力矯正にICLをすすめる理由

視力矯正にICLをおすすめする理由は以下の点があげられます。

見え方の質が高い

よく比較されるレーシックでは、角膜を削るためコントラストや見え方にわずかな変化が見られることがあります。しかしICLは角膜を削らず、精密な眼内レンズで視力矯正するため、メガネやコンタクトレンズでは矯正が難しい角膜のわずかな歪みが増えず、見え方の質が高いです。

衝撃に強くレンズがズレにくい

ICLで使用する眼内レンズは、水晶体と虹彩の間に固定できるため、安定性が高いメリットがあります。強い衝撃を受けても、レンズはほぼズレることはありません。

幅広い年代の方が受けられる

角膜を削る必要がないため、角膜の厚さが薄い人でも手術を受けられるだけでなく、老眼に対応したレンズもあるため、幅広い世代の方に対応できます。

ドライアイになりにくい

通常角膜を28mmほどカットするレーシックに対し、ICLでは3mm程度しかカットしないため、角膜の神経を傷つける心配が低くなります。そのため術後の違和感も少なく、ドライアイにもなりにくいです。

白内障になってもレンズを取り除いて手術が受けられる

白内障は老化現象の1つで、誰でも発症する可能性がありますが、手術の際必要に応じてICLのレンズを取り外せるため、治療の選択肢を狭めることが少なくなります。

近視が戻りにくい

レーシックは、手術をして数年すると視力が元の状態に戻ってしまうデメリットがあり、元の視力が悪い人や削る角膜の量が多い場合には、そのリスクが上昇すると考えられています。しかしICLでは、挿入した眼内レンズで視力矯正するため、元の視力に関係なく近視の戻りがほとんどありません。

視力矯正には安全性の高いICLがおすすめ

ゴルフをする際には視力が大切なことが分かりました。視力低下や乱視はラインの読みにも影響します。視力矯正することで、よりゴルフを楽しめることでしょう。
視力回復の手段にはさまざまなものがありますが、安全性が高く長く視力を維持できるICLはおすすめの視力矯正方法です。コンタクトレンズやメガネでゴルフが思うようにできなかったり、レーシックに不安を感じたりする方は、ICLを検討してみてはいかがでしょうか。

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